コラム

【コラム】“まちづくり”って面白い! <第1回>「民主主義の危機」とまちづくり


地方自治体である市の行政サービスは、皆さんの日々の生活に深くかかわっています。教育、福祉、ごみの収集、道路・公園・下水道の維持管理、生涯学習やスポーツの活動など、皆さんは1日の生活のどこかで必ず市役所の仕事と接しているはずです。そして、こうしたサービスを行う経費のほとんどが市税で賄われています。市は、皆さんからお預かりした税金をどのように使うかを、長期的には「基本計画」という形でとりまとめ、年度単位では「予算」を編成し、市議会の議決をいただいた上で執行しています。

 

私は、計画をつくり、予算を編成し、それを執行していくプロセスに、できるだけ多くの市民の皆さんに関わっていただきたいと思っています。三鷹のまちをより良くしていくため、限られた財源をどのように配分するか、優先すべき施策は何か、どこかに無駄なところはないかなどを、ぜひ一緒に考えてください。そして、まずは可能な範囲から、日々の生活の中で感じる課題や問題の解決に向けて、自らアクションを起こしてみてください。
誤解を恐れずに申し上げれば、皆さんに、行政サービスの「受け手」としてだけではなく、三鷹のまちづくりを共に考え行動する「作り手・担い手」としての関わりをお願いしたいと思っています。

 

市の仕事は皆さんの生活に密着したものであるからこそ、関心をもっていただきやすいと思いますし、共に行動したことの成果も実感していただきやすいはずです。私はそのための機会をできるだけ多く創り、一人でも多くの方に「“まちづくり”って面白い!」と感じていただきたいと思っています。

 

昨今、「民主主義の危機」がメディア等で喧伝されています。投票率の低下や無党派層の増大、若者の政治的無関心などからそのようなことが言われているようですが、市民の皆さんにまちづくりの面白さを感じていただくことは、「民主主義の危機」を乗り越える大きなきっかけにもつながるのではないでしょうか。
私はその実践を、三鷹のまちから発信していきたいと思います。

【コラム】“まちづくり”って面白い! <第2回>「地方分権」とまちづくり
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